現在表示しているのは、次のバージョン向けのドキュメントです。Kubernetesバージョン: v1.30
Kubernetes v1.30 のドキュメントは積極的にメンテナンスされていません。現在表示されているバージョンはスナップショットです。最新のドキュメントはこちらです: 最新バージョン
Node Affinityを利用してPodをノードに割り当てる
このページでは、Node Affinityを利用して、PodをKubernetesクラスター内の特定のノードに割り当てる方法を説明します。
始める前に
Kubernetesクラスターが必要、かつそのクラスターと通信するためにkubectlコマンドラインツールが設定されている必要があります。 このチュートリアルは、コントロールプレーンのホストとして動作していない少なくとも2つのノードを持つクラスターで実行することをおすすめします。 まだクラスターがない場合、minikubeを使って作成するか、 以下のいずれかのKubernetesプレイグラウンドも使用できます:
作業するKubernetesサーバーは次のバージョン以降のものである必要があります: v1.10. バージョンを確認するには次のコマンドを実行してください:kubectl version
.
ノードにラベルを追加する
-
クラスター内のノードを一覧表示して、ラベルを確認します。
kubectl get nodes --show-labels
出力は次のようになります。
NAME STATUS ROLES AGE VERSION LABELS worker0 Ready <none> 1d v1.13.0 ...,kubernetes.io/hostname=worker0 worker1 Ready <none> 1d v1.13.0 ...,kubernetes.io/hostname=worker1 worker2 Ready <none> 1d v1.13.0 ...,kubernetes.io/hostname=worker2
-
ノードを選択して、ラベルを追加します。
kubectl label nodes <your-node-name> disktype=ssd
ここで、
<your-node-name>
は選択したノードの名前で置換します。 -
選択したノードに
disktype=ssd
ラベルがあることを確認します。kubectl get nodes --show-labels
出力は次のようになります。
NAME STATUS ROLES AGE VERSION LABELS worker0 Ready <none> 1d v1.13.0 ...,disktype=ssd,kubernetes.io/hostname=worker0 worker1 Ready <none> 1d v1.13.0 ...,kubernetes.io/hostname=worker1 worker2 Ready <none> 1d v1.13.0 ...,kubernetes.io/hostname=worker2
この出力を見ると、
worker0
ノードにdisktype=ssd
というラベルが追加されたことがわかります。
required node affinityを使用してPodをスケジューリングする
以下に示すマニフェストには、requiredDuringSchedulingIgnoredDuringExecution
にdisktype: ssd
というnode affinityを使用したPodが書かれています。このように書くと、Podはdisktype=ssd
というラベルを持つノードにだけスケジューリングされるようになります。
apiVersion: v1
kind: Pod
metadata:
name: nginx
spec:
affinity:
nodeAffinity:
requiredDuringSchedulingIgnoredDuringExecution:
nodeSelectorTerms:
- matchExpressions:
- key: disktype
operator: In
values:
- ssd
containers:
- name: nginx
image: nginx
imagePullPolicy: IfNotPresent
-
マニフェストを適用して、選択したノード上にスケジューリングされるPodを作成します。
kubectl apply -f https://k8s.io/examples/pods/pod-nginx-required-affinity.yaml
-
Podが選択したノード上で実行されていることを確認します。
kubectl get pods --output=wide
出力は次のようになります。
NAME READY STATUS RESTARTS AGE IP NODE nginx 1/1 Running 0 13s 10.200.0.4 worker0
preferred node affinityを使用してPodをスケジューリングする
以下に示すマニフェストには、preferredDuringSchedulingIgnoredDuringExecution
にdisktype: ssd
というnode affinityを使用したPodが書かれています。このように書くと、Podはdisktype=ssd
というラベルを持つノードに優先的にスケジューリングされるようになります。
apiVersion: v1
kind: Pod
metadata:
name: nginx
spec:
affinity:
nodeAffinity:
preferredDuringSchedulingIgnoredDuringExecution:
- weight: 1
preference:
matchExpressions:
- key: disktype
operator: In
values:
- ssd
containers:
- name: nginx
image: nginx
imagePullPolicy: IfNotPresent
-
マニフェストを適用して、選択したノード上にスケジューリングされるPodを作成します。
kubectl apply -f https://k8s.io/examples/pods/pod-nginx-preferred-affinity.yaml
-
Podが選択したノード上で実行されていることを確認します。
kubectl get pods --output=wide
出力は次のようになります。
NAME READY STATUS RESTARTS AGE IP NODE nginx 1/1 Running 0 13s 10.200.0.4 worker0
次の項目
Node Affinityについてさらに学ぶ。